最近の大麻ニューストップ10後編！高樹沙耶×石丸元章が選出「モーリー・ロバートソン、73年ぶり大麻奉納、中3女子逮捕…」

2019.02.04 18:00

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　そして始まった激動の大麻元年2019年――。今年は、今後の大麻自由化を決定づける大きな年になるだろうなあ。今年を予言するために過去1年間の大麻を巡る社会の動きを総括してみた。題して「世界は回る！2019年のための世界の大麻状況を振りかえる10大ニュース」たった1年のことなのに、世の中はこれだけ変化した。第2回目は5位から1位！目を見張るぞ！

（前編はこちら）

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5位伊勢麻振興会、三重県鈴鹿市の椿大神社に73年ぶりに5kgの大麻(精麻)を奉納

高樹　一度は栽培免許の申請を厚労省に断られるも、今年なんとか栽培免許を取得し、実現。73年ぶり、戦後初の国産大麻が奉納されたということです（2018年4月5日産経新聞）。粘り強く続けた関係者にはただただ頭が下がります。お疲れ様でした。

石丸　伊勢神宮のお札の「大麻札」とか、有名ですよね。

高樹　この神事が今後も途絶える事無く、末永く続く事を願っております。今年は天皇の即位、その大嘗祭でお召しになられる“あらたえ”という大麻かからできたものをお召しになられます。日本人なら知っておきたいことですね。何故それをお召しになられるのかを考えてみるのもいいかも！

石丸　へえー、そうなんですか。

高樹　最近は、神社のしめ縄も場所によってはプラスティックだったりします。世界はゴミ問題が深刻化している訳ですし、神社が本来大麻で作るはずのしめ縄など、御神事の道具にプラスティックを使っているのはどうかと思うのは私だけでないはず。

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イメージ画像は「Getty Images」より引用

４位中3女子、大麻受け取り未遂兵庫県警、容疑で逮捕

石丸　コラー！中学生！それはダメだと思います。

高樹　海外からのニュースばかりなので、国内のニュースもと、無理やりネットサーフィンして探しました（2018年12月17日産経新聞）が、とにかく今の日本は真実を隠す状況がまずい！　海外の状況を見ていたら、そんなに危険なものではないと誰もが思う。使い方によっては病も治癒し、健康の向上に役立つという情報が溢れている。禁止することで、一番必要とする人に届かず、遊びや好奇心の人達の間で蔓延し始めている。そして儲けるのはアンダーグラウンドな人達。あべこべになっている訳なのだ。

石丸　中高生が大麻に興味を持つのはわかる。日本と世界の常識が大きく違って、それがだんだんわかってくる。どんどん興味を持てばいいし、本を読んだりネットを見たり、あるいはイベントに参加して勉強するのもいい。でも吸っちゃだめよ。捕まるよ。脳だって、成長過程の脳は大麻の薬理作用に適応できないかもしれないよ。自由化されても、子供は大麻も酒もダメだとおもうな。

高樹　若い健康な人は脳内マリファナ足りてる訳なので、足りなくなったストレスフルな方や高齢者こそが恩恵を受けるべき。

石丸　あと、「ウージーさん、DOさんなど有名人の大麻逮捕相次ぐ」というのも、自分は2018年の大麻のニュースで印象に残っていますね。新潟のDJ逮捕まで、年末まで有名人の逮捕ラッシュは続きました。目立つ人をガンガン逮捕して、しかもその様子を撮影してテレビに流すなどして、「大麻は違法物だ！」「捕まった者は哀れだぞ」という印象を強くメディアを使って伝えようとしていますよね。

高樹　昨年はニコンの社員が逮捕されたが、会社側としては変わらず仕事を継続してもらうという判断を発表し話題となった。もちろんそれは彼という人物が会社にとって必要不可欠な人物であったからだとは思うが、会社側の判断は素晴らしい。差別や偏見のない社会をという建前はあっても、犯罪者には冷酷なもの。すでに大麻がどういうものかを多くの人が知ることになった訳なので、反省を強要したりするのではなくこうした決定が社会を変革させる大きな出来事であると思う。ニコンは株を確実に上げた瞬間だった！

石丸　高樹さんの逮捕の映像も、当時テレビで流されましたけど、逮捕された瞬間とか誰でもしゅんとした寂しげな表情をしているわけで、あれを全国に流されるのはたまりませんよね。

高樹　一言言わせていただければ、逮捕時よりカメラが入っていたことは遺憾に思うし、個人的な人間性、男性関係や石垣での生活などなど、あまりにもひどい報道に本当に死んでしまいたかった。メディアレイプでしたね完全な！