世界で一番クローンされている犬「ミラクル・ミリー」がヤバすぎる! 戦慄のクローンペットビジネス最前線!
地球上で最も小さな犬は、いったいどのくらいの大きさなのか想像できるだろうか。ギネス世界認定されている“ミラクル・ミリー”はプエルトリコに住む2011年12月生まれの6才のメスで、足先から肩までの高さがわずか9.65センチ、体重がたった544グラムのスーパーミニチワワである。
■世界最小の犬“ミラクル・ミリー”
しかもミリーは、そのあまりの小ささゆえ、実に49匹もクローンが生み出されたことで、最近になり2つ目の世界記録を更新したという。
生まれた時はなんと28グラム、ティースプーンに乗るくらい小さかったというミリー。
生き抜いていくのは難しいだろうと誰もが考えていたが、目薬の容器で2時間ごとにミルクを与えられるなど、手厚い世話を受けて成長することができた。
1才の時にギネス認定されたミリーのサイズはやっと大きめのリンゴ1個ほどであり、その愛らしい写真がSNS等で拡散されると、瞬く間に世界中の人々を魅了し一躍人気者となる。
賢く、決して吠えず、何かを要求する時にだけ小さく鳴き声を出すというミリーは、犬というよりもまるで人間の赤ちゃんのようだという。
世界中からミリーに会いたいというオファーが届き、これまでにテレビ出演やインタビューを受けに中国やタイなど数カ国に渡航したことがあるそうである。
■ミリーのクローン犬が続々誕生
そんなミリーに着目したのが、韓国ソウルでクローン研究を行っているスアム生命工学研究院。ミリーのクローンを作り遺伝情報を調べて、その小さなサイズの原因を突き止めたい、と飼い主であるゼムラーさんにコンタクトを取った。
承諾を得たチームは、ミリーの体細胞から取り出した核(ミリーの遺伝情報を持つ)を別の犬の卵子に移し、「代理母」に育ててもらい、ミリーと全く同じ遺伝情報を持つ犬を複数誕生させたのである。1996年にスコットランドで世界初のクローン羊、ドリーが誕生した際と類似したプロセスでそのプロジェクトは進められた。
その後順調な経過をたどり、昨年の夏に最初のクローン犬12匹が誕生すると、メリー、モリー、ミミ、ムムなど、ミリーと同じMの頭文字がついた名前がつけられた。
現在はミリーと同じくゼムラーさんの家に引き取られているが、チワワブリーダーであるゼムラーさんいわく、彼らは性格も外見もほぼ完璧に同じだが、うち数匹はミリーよりも若干サイズが大きいそうである。
続けて誕生した犬たちを合わせるとミリーのクローン犬は49匹にも及び、ついに先月には『最もクローンが造られた犬」として、ミリーはまたもや世界記録を更新した。
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